
30分足、5分足を見て直前のトレンドをしっかり把握しよう
バイナリーオプションは、最短で60秒、長くても数分から数十分後の外国為替相場の動きを予想する短期集中型の投資法です。株やFXなどの多くの投資商品と同じく、長期的なトレンド傾向を見ることは非常に大切です。しかし、目前の値動きを無視することもできません。
例えば、長期的に連日ドル安が続いていたとします。しかし、この長期間の動きを1日、半日、1時間、30分と細かい時間帯に別けて見ると、一時的にドル高になっているという局面もあります。今回は、月足や週足で長期的なトレンドを探る中で、加えて30分足、5分足を見て直前の値動きもしっかりつかんでいきましょう。
初心者でもすぐにわかる!陽線と陰線の割合で今のトレンド傾向を一発で把握
初心者の方でもすぐに実践できる簡単なローソク足の読み方があります。それは、陽線と陰線の割合を見ることです。例をあげて説明します。例えば、チケットの購入前に、現時刻の5時間前の30分足のローソク足を見てみましょう。30分足なのでローソクの数は計10本です。この10本のローソクの中に、陽線(白)と陰線(黒)が何本ずつあるのかを調べます。
仮に、この図のように10本のうち8本が陽線だったとしましょう。この場合、現時刻から5時間前までの時間に限っては上昇トレンドにあったといえます。逆の場合であれば下降トレンドだったということです。
もちろん、チケットを買った後でトレンドが転換しないとは限りません。しかし、過去5時間のトレンドと週足・月足で見たトレンドが一致していた場合を考えてください。少なくとも、この場合「上がる」か「下がる」かの確率は50%ではないはずです。
絶対ではありませんが、確率で考えると可能性のパーセンテージは50%を上回るのではないでしょうか。不安な方は30分足だけでなく、5分足を同じように見れば、より短期のトレンドの傾向がつかめるでしょう。
短期でローソク足を見るときに注意すべきポイント
上ヒゲの先はその期間の最高値、下ヒゲの先は最安値を示しています。上ヒゲが長いということは、その期間中、相場が大きく跳ね上がったものの、一気に元の水準に引き戻されたことを意味します。反対に、下ヒゲが長いということは、相場が一時的に大きく下落したけれど、その後、急反発したことを表しています。
上ヒゲが長い場合、買いの勢いが売りの勢いによって押さえ込まれたこと、下ヒゲが長い場合は売りの勢いが買いの勢いによって押し戻されたことを意味しています。対抗する勢いは維持することが多いため、長い上ヒゲのローソク足が出た後には相場が一気に下がり、長い下ヒゲのローソク足が出た後には急騰することが珍しくありません。
ヒゲが長ければ長いほど、過去の傾向からその可能性は高くなります。
バイナリーオプションのチケットを購入する前に下に長いヒゲが出てたら「上がる」と判断してみるのもひとつの方法だといえます。
ヒゲの長いローソク足はトレンド転換の前兆!?
ヒゲの長いローソク足は、トレンドの転換点になりやすい傾向があります。上昇トレンドのときに長い上ヒゲが出ると相場は天井(高値)を打ち、下降トレンドのときに長い下ヒゲが出ると相場は底(安値)を打つことがしばしばあります。なので、もし直前で長いヒゲのローソク足を見つけたら、チケットを購入する前に過去に同じような転換がなかったか調べて購入する材料にしてみるのも良いでしょう。