今週の相場展開
米国雇用統計の好結果から、米国の更なる12月利上げ期待の高まりで、前営業日NY時間はドル全面高となり、これを受けて、今週の週初、アジアの株式市場がどう反応するかに注目しています。

米国NYダウはプラスで終わり、日経平均先物も6日金曜日の15:00時点の現物終値よりも上昇して終わっています。またドイツもプラス。英国はマイナスで終わっています。商品では、原油価格は3日連続、金は7日連続下げいます。

9日月曜日の東京市場は、日経平均株価がプラスでスタートすると思われますが、アジアの他の市場が米国の利上げによる資金流失の思惑から大きく下げるようであれば、日経平均も頭を抑えられ、ドル円も利益確定売りに圧される可能性があります。

また、通貨にも目を向けてみると、ドルストレートの通貨ペアは雇用統計の発表後、ドル全面高でしたが、クロス円の雇用統計発表前とその日の終値の位置を確認してみると・・
・ユーロ円は下落
・ポンド円は上昇
・豪ドル円は下落
・NZ円は下落
・カナダ円は上昇
・ランド円は下落
となっています。カナダは、米国同様に22:30に自国の雇用統計が発表され、好結果に米ドル以外ではカナダドル全面高になっているため、カナダ円もその影響を受けています。

ポンド円は、ポンドドルの通貨ペアで、他のドルストレートの通貨ペアと比較して大きく下げなかったことで、ドル円の上昇の影響を受け、上昇したと思われます。

このように、ドル円は上昇したものの、ドルが上昇したのであって、円が売られたわけではない、ということが分かります。また、カナダを除く資源国通貨が売られていることから、月曜日のアジア市場が軟調推移になるようであれば、やはりリスクオフの円買いとなる可能性もあることから、このまま、どんどんと上昇して125円台に乗って、今年の最高値125円85銭を上抜けるイメージが今は持てません。

そして、日米ともにドル高円安は望んでいないため、124円台に入ると、要人の口先介入も警戒しなければいけないと思っていますので、ドル円は2か月以上続いたレンジを抜けたものの、「完全な上昇トレンド入り」とは行きにくいのでないかと思っています。

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表⑥:ドル円 日足チャート(赤:陽線 青:陰線)

以上のようなことから、今週の予想レンジは、狭いレンジで121円85銭-124円のレンジ、広いレンジで120円69銭-124円63銭のレンジで考えています。

投機筋のドル円買いポジションは、前週よりも増加しています。
個人投資家のオーダー状況は、先週を終えた時点では、売り買い交錯ですが、やや買いが多め。売りは123円50銭台のオーダーがやや多め、買いは122円80銭のオーダーがやや多め。

基本は、買い(High)からのエントリー

今週のトレードアイデア
暫く続いた118円-122円のレンジをブレイクしてしまいましたので、今までとは頭を切り替え、買い(High)からのエントリーを心掛け、売り(Low)からのエントリーは避けるか、超短期又は枚数を減らしてのエントリーが基本となります。

エントリーポイントとしては、心理的節目や日足の直近高値が売り(Low)のポイントとなります。また、日足や時間足の短期の移動平均線の下にローソク足が潜り込み、かつ、その移動平均線が首を傾げている時のLowからのエントリーは、試してもいいのではないでしょうか。ただ、先週の日足は水曜日以降しっかりと5日移動平均線の上に乗ってしまっていますし、時間足を見ても、短期の移動平均線下にローソク足が潜り込んでいることが少ないため、それだけ上昇の力が強かったことを意味しており、Lowからのエントリーのタイミングが計りにくく、トレードを難しくしています。
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表⑦:ドル円 5分足チャート(赤:陽線 青:陰線)

よって5分足や10分足のチャートを見ると、少しエントリーのチャンスが見えてきます。上のチャートは雇用統計後のドル円の5分足チャートですが、黄色い円の中のように、移動平均線が首を傾げ、ローソク足が移動平均線の下に潜り込んでいます。このようなタイミングが見つけられれば、エントリーのチャンスを増やすことができます。また、できるだけ移動平均線の首を傾ける角度は大きいほうが有効的です。なだらかな首の傾け方の場合、すぐに移動平均線の上にローソク足が戻ってしまうことが多いので注意しましょう。

しつこいですが、下落で獲りたい場合は、超短期での決着を!

今週も上昇トレンドが継続するようであれば、やはり買い(High)からのエントリーのほうがリスクは少ないことは、念頭に置いておきましょう。

○チャートポイント
一目均衡表の雲上限/下限・基準線・転換線、200日移動平均線は日足でしっかりと毎日確認しましょう。
ドル円
先週終値 123.15銭
124円63銭
124円50銭(心理的節目)
124円46銭(8月19日高値)
124円15銭(8月20日高値)
124円00銭(心理的節目)
123円50銭(心理的節目)
123円49銭(8月21日高値)
123円26銭(6日高値)
↑上(レジスタンス)のポイント
●123円15銭 先週終値
↓下(サポート)のポイント
123円00銭(心理的節目)
122円73銭
122円56銭
122円50銭(心理的節目)
122円39銭
122円00銭(心理的節目)
121円85銭
121円63銭(6日安値)
121円50銭(心理的節目)
121円38銭(5日安値)
121円00銭(4日安値)
120円69銭(一目均衡表雲上限)

今週も頑張りましょう!