移動平均線とは、一定期間の終値を足して、それを一定期間の日数で割ることによって、平均値を出し、1日ごとにずらすことによって、作成します。こうして求められた平均値をラインで結ぶことによって作成されるのが移動平均線です。

仮にすべての投資家が終値で取引をした場合、買い手であれば、この移動平均線がすべての投資家の買いコストになることを意味します。

実際の為替レートが、この移動平均線を大きく上に乖離している場合は、移動平均線の日数の間に購人したすべての投資家が、儲かっていることを意味します。したがって、利食いをしてくる投資家が出てくると考えられます。すでにポジションを持っている場合、実際の為替レートが移動平均線を大きく乖離してきたら、利益確定の時期という判断が成り立ちますし、実際の為替レートが、移動平均線を大きく上回った状態で、何もポジションを持っていないのであれば、売りのチャンスと考えられます。

また、移動平均線には、5日移動平均線のような短期線、21日移動平均線のような長期線があり、その両方の位置関係から、トレンド転換のタイミングを計ることもできます。

たとえば、5日移動平均線が21日移動平均線を、下から上に突き抜けた場合、ゴールデンクロスといって、相場が上昇に転じるタイミング。逆に5日移動平均線が21日移動平均線を上から下に突き抜けた場合には、デッドクロスといって、相場が下降に転じるタイミングという判断が成り立ちます。

なお、私は期間を短期5日、中期10日、長期21日で分析をしていますが、期間の設定は個々人により違います。FXの場合、10日、20日、90日そして200日間が最も多く用いられているようです。