経済データの絶対水準はもちろん重要ですが、相場を見る上でより重要なのは予想からのかい離、つまりサプライズがあるかどうかということです。主要な経済データは多くのエコノミストの予想が事前に集計されており、その平均値である「コンセンサス予想」というものが出来上がっています。経済データの発表後の最初の反応は、このコンセンサスより良いか悪いかで決まってきます。

良い数字がコンセンサスとなっている場合、相場は必ずそれを先取りして上昇します。いわゆる「織り込み済み」となるわけです。こうなると相場がさらに上昇するためには、結果がコンセンサスを上回る必要があります。たとえ好結果でも予想の範囲内であれば、先回りして買っていた向きは利食い売りに動きますので、相場はむしろ下落します。これが「材料出尽くし」です。そしてコンセンサスを下回る弱い結果となると、大きな失望売りにつながります。これが「ネガティブサプライズ」です(逆はポジティブサプライズ)。

コンセンサスとサプライズ