ファンダメンタルズ分析の対極にあるのが「テクニカル分析」です。テクニカル分析は、過去の相場の値動き(チャートの形や確率論)から今後の動向を予想する手法です。最近は、パソコンとインターネットでリアルタイムのチャートが簡単に表示できるようになり、テクニカル分析は昔と比べてずっと身近になりました。チャートさえあれば経済に関する知識がなくても手軽に始められるとあって、テクニカル分析は初心者の間でも人気を集めています。テクニカル分析をもとにトレードをする人たちの中には、ファンダメンタルズは一切見ないという人もいるほどです。

そんなテクニカル分析全盛のご時世で、今あえて小難しいファンダメンタルズを勉強する意味があるのでしょうか。それは間違いなく意味があると断言できます。なぜなら、相場は長い目で見ると、必ずファンダメンタルズに従って動くからです。ファンダメンタルズが良い国の通貨はいずれ上昇し、悪い国の通貨はいずれ下落します。逆に言えば、ファンダメンタルズに合致しない動きは、市場に何らかの誤解があるわけで、いずれは修正されることになります。つまり、ファンダメンタルズを正しく分析することができれば、中長期の相場を予測することはさほど難しくないのです。

またテクニカル分析はごく短期の相場を分析するには有効ですが、長めの予想にはあまり役に立ちません。中長期のスパンでトレードする方や、資産の海外分散投資を考えている方は、しっかりとファンダメンタルズを勉強することが不可欠です。

ファンダメンタルズ