Pray For Paris。

 

それでは、今週前半の相場を振り返ってみたいと思います。
週末に発生したパリ同時テロ事件を受け、マーケットも一時的にリスク回避の展開となってクロス円は月曜日オープンで40PIP~70PIPの下窓を開けました。その後、殆どの通貨ペアは窓を埋め上昇しており、影響は限定されているように思えますが、ユーロに関しては一旦窓を埋めたものの、その後は軟調な展開が続いております。

さて、今週末の展開ですが、18日28:00にFOMC議事要旨、19日15:30に黒田総裁の記者会見が予定されており、このあたりを眺めながらドル円を考えていきましょう。FOMC議事要旨は10月FOMC声明で12月の利上げ可能性に言及したことを鑑みるとハト派寄りの内容になることは考えにくく、余程ネガティブな内容が書かれていなければ大きく動くことはないとみています。

一方黒田総裁の発言は月曜日に発表された本邦第3四半期GDPが-0.8%と大幅な悪化となったことで海外勢を中心に日銀の追加緩和期待が高まっています。実際追加緩和に踏み切る可能性は低いと思いますが、可能性がゼロではないだけにドル円を積極的に売る気にはなれません。

また、米経済指標も本日は住宅着工件数、明日はフィラデルフィア連銀製造業景気指数がありますが、結果が悪くても利上げがあるので下値は試さない展開になると予想してます。結果が良ければ素直に上昇する地合いなので今週もドル円強気です。

チャートを見てもドル円は日足一目均衡で三役好転が継続しているほか、短中長期の移動平均線が強力なサポートとなっており、堅調地合いが継続しています。上値にはこれといったレジスタンスが見当たらないため、僕が目安としているラインと呼ばれる125円付近までは上値余地はあると考えています。

みんなのFX USD/JPY 日足チャート
出典: みんなのFX 日足チャート(USD/JPY)

堅調なドルに対し、ユーロは週末のパリで発生したテロの影響もあり、対ドルで1.07を割り込み、対円でも今年4月29日以来約半年ぶりとなる131円を割れてきました。20日にはドラギ総裁の講演が予定され、ECB追加緩和への思惑が広まりやすそうなので、対ドルで1.06割れ、対円も130円の大台割れを試す展開も視野に入れておくべきかもしれません